主な心臓の病気の検査や治療
心臓弁膜の異常 … 心臓弁膜症 主に僧帽弁、大動脈弁の硬化や接合不全によるもの
| 心臓超音波検査 | |
| 心臓内には大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁があり心臓超音波検査にて弁自体の器質的変化、心機能を評価し内科的治療か心臓手術が必要かを判断します。 |
心臓の血管の異常(冠動脈) … 心筋梗塞、狭心症(冠動脈の狭窄性病変)
| 血管造影・CTアンギオグラフィー・心臓超音波検査・負荷心電図・99mTc 201Tl心筋シンチグラフィー | |
| 薬物療法とPCI(冠動脈カテーテル治療)が主な治療になりますが、生活習慣の改善やストレスの緩和、糖尿病などの病気治療を同時に行います。PCIが困難な冠動脈疾患に対しては外科的バイバス術(CABG)が考慮されます。 |
心臓の先天性の異常(成人先天性疾患) … 心室中隔欠損症・心房中隔欠損症など
| 心臓超音波検査・心臓カテーテル検査 | |
| 心不全を繰り返す場合や検査にて肺体血流比が大きい場合などは手術が適応になります。心房中隔欠損症では、カテーテル治療も行われています。 |
心臓の腫瘍 … 粘液腫、転移性腫瘍など
| 心臓超音波検査・CT造影・MRI | |
| 心臓の腫瘍自体稀な疾患ですが、発見された場合は早期の手術療法が考慮されます。ほとんどが良性の腫瘍で中でも粘液腫が多数を占めます。悪性の腫瘍は稀です。 |
心臓リズムの異常(不整脈)
| 心臓超音波検査・心電図・24時間心電図 | |
| 頻脈性不整脈に対しては専門医による薬物療法が主に行われ、再発や根治目的でカテーテルアブレーション(焼灼術)も行われます。 除脈性不整脈に対しては、基本的に薬物治療は行わずペースメーカ治療の適応となります。 心房細動に対しては、脳梗塞を予防する為にワルファリンによる抗凝固療法を行います。カテーテルアブレーションや外科的手術も行われています。 |
血管の病気・検査・治療
動脈性の病気(心臓より全身に血液を送り出す血管)
大動脈瘤 … 原因は様々ですが動脈が“こぶ”の様に膨れる病気
| 血管造影・CTアンギオグラフィー・血管超音波検査 | |
| 降圧療法が基本的治療です。動脈瘤の形状や大きさまた、発生部位により手術やステントグラフト挿入の治療を行います。 |
解離性動脈瘤 … 大動脈の壁が縦方向にさけて、血管腔が2つできる病気
| 血管造影・CTアンギオグラフィー・血管超音波検査 | |
| 急性大動脈解離は死亡率が高い症例です。上行大動脈に解離がある場合(Stanford A型)は手術が第一選択とされます。上行大動脈に解離がなく下行大動脈に解離がある場合(Stanford B型)は降圧療法が先ず選択されます。症例によってはステントグラフト治療や外科手術も行われています。 |
閉塞性動脈硬化症 … 主に足先に向かう動脈内の動脈硬化によって動脈内が狭窄 または、閉塞する病気
| 足関節/上腕血圧比(ABPI)・血管造影・CTアンギオグラフィー・血管超音波検査 | |
| 動脈硬化により下肢動脈が狭窄又は、閉塞し間歇的跛行、更に安静時疼痛、潰瘍形成へと進展します。下肢症状がある場合、下肢血管ステント療法が行われます。重篤な下肢血管閉塞例に対しては、外科的血管バイバス術などが行われます。 |
静脈性の病気(全身より心臓に向かって来る血管)
下肢静脈瘤 … 静脈が“こぶ”の様に膨れる病気
| 血管造影・血管超音波検査 | |
| 伏在静脈瘤と側枝静脈瘤(静脈の弁機能不全)があり、初期では弾力ストッキングを使用します。 手術方法として、硬化療法(静脈に硬化剤という薬剤を注入し閉塞させる)、ストリッピング手術(静脈全体を引き抜く療法)、エンドレーザー法(レーザーにて血管を閉塞させる)などがあります。 |
深部静脈血栓症(下肢静脈に血栓が発生する) …
静脈瘤などにより血液の流れが悪くなり血液が粘度を増し血管内に血栓を作る病気
静脈瘤などにより血液の流れが悪くなり血液が粘度を増し血管内に血栓を作る病気
| 血管造影・CTアンギオグラフィー・血管超音波検査・MRI | |
| 急性期の治療は、抗凝固療法、血栓溶解療法、カテーテル治療、外科的血栓摘出術があります。重篤な合併症として肺動脈血栓症があります。 |
心臓病は治療が遅れると、突然命の危険にさらされたりする事があります。
早期発見・治療は第一です。以上の病気に対しては、心臓超音波検査・血管超音波検査が病気を発見するのに非常に有効です。
※超音波検査には専門医・超音波検査士が検査にあたります。
また、最近ではCT(X線コンピュター断層画像)やMRI(核磁気共鳴画像)も心臓・血管の精密検査に施行されています。
病気の症例
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